¥946 (内税)
現実、直視してマスカ。
今現在に至るまで、日本の法律は次々と変えられ米国や中国、EUなどの外資が日本の資産を買いあさっている。
命の源である「水」が売られ、「種子」が売られ、「海」や「森」や「農地」「国民皆保険」「公教育」「食の安全」「個人情報」など、日本の貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされている。
これらが外資に売られると一体何が起こる?
売っているのは誰?買っているのは誰?なんのために?
主要メディアが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出してくれています。
目次
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本
第1章 日本人の資産が売られる
1 水が売られる(水道民営化)
2 土が売られる(汚染土の再利用)
3 タネが売られる(種子法廃止)
4 ミツバチの命が売られる(農薬規制緩和)
5 食の選択肢が売られる(遺伝子組み換え食品表示消滅)
6 牛乳が売られる(生乳流通自由化)
7 農地が売られる(農地法改正)
8 森が売られる(森林経営管理法)
9 海が売られる(漁協法改正)
10 築地が売られる(卸売市場解体)
第2章 日本人の未来が売られる
1 労働者が売られる(高度プロフェッショナル制度)
2 日本人の仕事が売られる(改正国家戦略特区法)
3 ブラック企業対策が売られる(労働監督部門民営化)
4 ギャンブルが売られる(IR法)
5 学校が売られる(公設民営学校解禁)
6 医療が売られる(医療タダ乗り)
7 老後が売られる(介護の投資商品化)
8 個人情報が売られる(マイナンバー包囲網拡大)
第3章 売られたものは取り返せ
1 お笑い芸人の草の根政治革命 ~イタリア
2 92歳の首相が消費税廃止~マレーシア
3 有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る ~ロシア
4 巨大水企業のふるさとで水道公営化を叫ぶ~フランス
5 考える消費者と協同組合の最強タッグ ~スイス
6 もう止められない! 子供を農薬から守る母親たち ~アメリカ
あとがき 売らせない日本
新書:291ページ
出版社: 幻冬舎
発売日: 2018/10/04
サイズ: 17.3 x 10.9 x 1.4 cm
堤未果 (つつみ みか)
国際ジャーナリスト/東京都生まれ
ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科卒業。国連、アムネスティインターナショナルNY支局員、米国野村証券を経て現職。日米を行き来しながら取材、講演、メディア出演を続ける。多くの著書は海外でも翻訳されている。「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞。「ルポ・貧困大国アメリカ」(3部作)で新書大賞2009, 日本エッセイストクラブ賞。「沈みゆく大国アメリカ」(2部作)「政府はもう嘘をつけない」(2部作)「アメリカから〈自由〉が消える」「核大国ニッポン」他多数。(オフィシャルサイトより)また、夫は参議院議員の川田龍平。